「特捜最前線」第195話
サブタイトル /「殺人メロディーを聴く犬!」
放映日 / 昭和56年1月28日
第195話は、バラ売り Vol.26 に収録されています。購入してから暫
く経ちますが、何故か観ないままでした。配役を調べているうちに気
付いたのですが、バラ売り Vol.17 パッケージ裏面同様こちらも解説に
誤りがある様です。裏面の解説では、水戸部 健 を演じたのが谷村 隆
之氏となっていますが ・・・
谷村氏が演じたのは序盤に犬を引き取る少年・孝一です。このエピソー
ドの「主役」と言っても過言ないこの犬を本来飼っていたのが
水戸部 健(演/ルナ憲一)
です。演じたルナ氏はこの番組のギターの劇伴を担当していた方ですが、
この出演を機に何度か役者としてもこの番組に携ることになります。
健には長患いの母(演/楠田 薫)がいました。その治療費を捻出する
ため健は盛り場で流しをしていました。
ある日、クラブ「アイドル」のママにオリジナル曲を売り込みに行った
健はママを激怒させて出入り禁止となってしまいます。激怒の理由は「
盗作をオリジナルとして売り込んだ」からでした。★ このママを演じた
方は当時「アイドル」で実際にママをしていた方と思われます ★
しかし実際は、盗作したのは作曲家・吉辺 丈二(演/斉藤 真)の方でし
た。健は治療費捻出のため吉辺に曲を売ったことがありましたが、吉辺が
その後も健の曲を自作として発表し続け「売れっ子」となっているとは知
りませんでした。健はママから締め出しを食らった足で吉辺に抗議しに行
きましたが「返り討ち」にされてしまったのです。激しい雨の中で起きた
「 水戸部 健 刺殺事件」は手がかりも目撃者も無いまま「通り魔の犯行」
ということにされていました。しかし唯一の目撃者である「犬」だけは犯
人・吉辺を追い詰めていたのですが ・・・
と、冒頭へ戻ります。
叶 旬一(演/夏 夕介)は帰宅途中、酔っぱらいに撲殺されそうになって
いた犬を保護し「鉄太郎」と名付けます。勿論、叶が酔っ払いと思ってい
たのは吉辺であり、鉄太郎は「健の犬(本名不明)」です。鉄太郎は奇跡
的に回復しますが ・・・
隣人(演/横山 桂子※「佳子」と表記)
から苦情。ここは「ペット厳禁」の団地でした。
そこで山下家に引き取ってもらうことになりました。
孝一の父(演/唐沢 民賢)
孝一の母(演/北島 京子)
鉄太郎を撲殺し損なった吉辺は、叶の団地から山下家まで執拗に付け回
します。売れっ子の割にはかなり暇な時間があるらしく、昼間に散歩中
の鉄太郎を孝一諸共愛車で轢き殺そうとしますが失敗。そんなこともあ
り鉄太郎は叶に返されますが団地では飼えないので ・・・
知り合いのペット店店主(演/高野 隆志)に預かってもらうことにしま
した。吉辺は店に忍び込んで鉄太郎を刺殺しようとしますが店主に顔を
見られたため店主を刺殺し慌てて逃げて行きました。
今回の特命課は大滝 秀治氏、横光 克彦氏のスケジュールが合わなかった
らしく別撮りの様な状態が序盤から続きます。閑話休題、鉄太郎を執拗に
狙う変質者(吉辺の名はまだ出ません)が鉄太郎ではなく店主を刺殺して
逃走したのか ・・・ 神代課長(演/二谷 英明)は「元の飼い主」が謎を解く
鍵ではないかと叶に当たらせます。
高杉 幹子(演/関谷ますみ)に撫でられて羨ましい鉄太郎も叶と一緒に
膨大な「飼い主調査」へ出陣 ・・・ しかし成果無し ・・・
叶が疲れ切って河原に寝転がっていたところ、近くから聞こえて来たギ
ターの音色に鉄太郎が反応。弾いていた男(演/高原 孝好?)は犬嫌い
で逃げて行きますが ・・・
土手の上から鉄太郎の様子を窺っていた(本当にこんな暇あるのでしょ
うかね?)不審な車も逃げて行きます。鉄太郎が追い続けていた真犯人
(=吉辺)ですが、追いつけません。
手がかり無しの叶の前に「救いの女神」(演/上野 綾子)登場!!
この女性の話から「水戸部 健 刺殺事件」「アイドル出入り禁止」「吉
辺 丈二の盗作」が芋づる式に判明。
鉄太郎も吉辺を追い詰めますが深手を負わされてしまい
獣医(演/滝川 潤)
からは余命のカウントダウンが宣告されます。★ 獣医を演じた滝川氏は
「快傑ズバット」第16、17話に「橋本刑事」役でゲスト出演。吉辺
を演じた斉藤氏と並んでます。手前は「安田刑事」(演/宮田 光)★
真犯人を追い詰める鉄太郎に、「スカイゼル」の叶、「仮面ライダー1
号」の桜井(演/藤岡 弘)、「アカレンジャー」の吉野(演/誠 直也)
が「共闘」している構図には泣きそうになりました。桜井が入手したネ
タは ・・・
これでした。この所為で吉辺が錯乱し暴れた事件のひとつに ・・・
こんなのがありましたが、画像左奥に斉藤 春元氏(ノンクレジット)
が観客のひとりとして登場しています。
しかし悲しいことに、鉄太郎は証言することは出来ませんし決定的証拠
は一切ありません。吉辺の高笑いが凄いです。
終盤、吉辺が槍を製作する過程で唯一指紋を消去し忘れた可能性がある
部分に橘(演/本郷 功次郎)が気付くシーン。大滝氏、横光氏が唯一他
のメンバーと一緒に登場するシーンです。
その頃叶は、鉄太郎が撲殺されそうになった現場で吉辺につながる証拠
を探していました。そこへ、決定的証拠が無くて高笑いした吉辺が叶を
殺しにやって来ます。ここで叶を刺殺したら、健の時の様に「通り魔の
犯行」では済まされないと思います。どう考えても真っ先に吉辺が容疑
者となり、立場はかなり不利になると思いますが ・・・
叶を救い、真犯人に食らいついた鉄太郎は降りしきる雨の中絶命しました。
放映日 / 昭和56年1月28日
第195話は、バラ売り Vol.26 に収録されています。購入してから暫
く経ちますが、何故か観ないままでした。配役を調べているうちに気
付いたのですが、バラ売り Vol.17 パッケージ裏面同様こちらも解説に
誤りがある様です。裏面の解説では、水戸部 健 を演じたのが谷村 隆
之氏となっていますが ・・・

谷村氏が演じたのは序盤に犬を引き取る少年・孝一です。このエピソー
ドの「主役」と言っても過言ないこの犬を本来飼っていたのが

です。演じたルナ氏はこの番組のギターの劇伴を担当していた方ですが、
この出演を機に何度か役者としてもこの番組に携ることになります。

健には長患いの母(演/楠田 薫)がいました。その治療費を捻出する
ため健は盛り場で流しをしていました。

ある日、クラブ「アイドル」のママにオリジナル曲を売り込みに行った
健はママを激怒させて出入り禁止となってしまいます。激怒の理由は「
盗作をオリジナルとして売り込んだ」からでした。★ このママを演じた
方は当時「アイドル」で実際にママをしていた方と思われます ★

しかし実際は、盗作したのは作曲家・吉辺 丈二(演/斉藤 真)の方でし
た。健は治療費捻出のため吉辺に曲を売ったことがありましたが、吉辺が
その後も健の曲を自作として発表し続け「売れっ子」となっているとは知
りませんでした。健はママから締め出しを食らった足で吉辺に抗議しに行
きましたが「返り討ち」にされてしまったのです。激しい雨の中で起きた
「 水戸部 健 刺殺事件」は手がかりも目撃者も無いまま「通り魔の犯行」
ということにされていました。しかし唯一の目撃者である「犬」だけは犯
人・吉辺を追い詰めていたのですが ・・・

と、冒頭へ戻ります。
叶 旬一(演/夏 夕介)は帰宅途中、酔っぱらいに撲殺されそうになって
いた犬を保護し「鉄太郎」と名付けます。勿論、叶が酔っ払いと思ってい
たのは吉辺であり、鉄太郎は「健の犬(本名不明)」です。鉄太郎は奇跡
的に回復しますが ・・・

から苦情。ここは「ペット厳禁」の団地でした。

そこで山下家に引き取ってもらうことになりました。
孝一の父(演/唐沢 民賢)
孝一の母(演/北島 京子)
鉄太郎を撲殺し損なった吉辺は、叶の団地から山下家まで執拗に付け回
します。売れっ子の割にはかなり暇な時間があるらしく、昼間に散歩中
の鉄太郎を孝一諸共愛車で轢き殺そうとしますが失敗。そんなこともあ
り鉄太郎は叶に返されますが団地では飼えないので ・・・



知り合いのペット店店主(演/高野 隆志)に預かってもらうことにしま
した。吉辺は店に忍び込んで鉄太郎を刺殺しようとしますが店主に顔を
見られたため店主を刺殺し慌てて逃げて行きました。


今回の特命課は大滝 秀治氏、横光 克彦氏のスケジュールが合わなかった
らしく別撮りの様な状態が序盤から続きます。閑話休題、鉄太郎を執拗に
狙う変質者(吉辺の名はまだ出ません)が鉄太郎ではなく店主を刺殺して
逃走したのか ・・・ 神代課長(演/二谷 英明)は「元の飼い主」が謎を解く
鍵ではないかと叶に当たらせます。

高杉 幹子(演/関谷ますみ)に撫でられて羨ましい鉄太郎も叶と一緒に
膨大な「飼い主調査」へ出陣 ・・・ しかし成果無し ・・・

叶が疲れ切って河原に寝転がっていたところ、近くから聞こえて来たギ
ターの音色に鉄太郎が反応。弾いていた男(演/高原 孝好?)は犬嫌い
で逃げて行きますが ・・・


土手の上から鉄太郎の様子を窺っていた(本当にこんな暇あるのでしょ
うかね?)不審な車も逃げて行きます。鉄太郎が追い続けていた真犯人
(=吉辺)ですが、追いつけません。

手がかり無しの叶の前に「救いの女神」(演/上野 綾子)登場!!
この女性の話から「水戸部 健 刺殺事件」「アイドル出入り禁止」「吉
辺 丈二の盗作」が芋づる式に判明。


鉄太郎も吉辺を追い詰めますが深手を負わされてしまい

からは余命のカウントダウンが宣告されます。★ 獣医を演じた滝川氏は

「快傑ズバット」第16、17話に「橋本刑事」役でゲスト出演。吉辺
を演じた斉藤氏と並んでます。手前は「安田刑事」(演/宮田 光)★


真犯人を追い詰める鉄太郎に、「スカイゼル」の叶、「仮面ライダー1
号」の桜井(演/藤岡 弘)、「アカレンジャー」の吉野(演/誠 直也)
が「共闘」している構図には泣きそうになりました。桜井が入手したネ
タは ・・・


これでした。この所為で吉辺が錯乱し暴れた事件のひとつに ・・・

こんなのがありましたが、画像左奥に斉藤 春元氏(ノンクレジット)
が観客のひとりとして登場しています。

しかし悲しいことに、鉄太郎は証言することは出来ませんし決定的証拠
は一切ありません。吉辺の高笑いが凄いです。

終盤、吉辺が槍を製作する過程で唯一指紋を消去し忘れた可能性がある
部分に橘(演/本郷 功次郎)が気付くシーン。大滝氏、横光氏が唯一他
のメンバーと一緒に登場するシーンです。

その頃叶は、鉄太郎が撲殺されそうになった現場で吉辺につながる証拠
を探していました。そこへ、決定的証拠が無くて高笑いした吉辺が叶を
殺しにやって来ます。ここで叶を刺殺したら、健の時の様に「通り魔の
犯行」では済まされないと思います。どう考えても真っ先に吉辺が容疑
者となり、立場はかなり不利になると思いますが ・・・



叶を救い、真犯人に食らいついた鉄太郎は降りしきる雨の中絶命しました。
033
| .1時間ドラマ .た行 .特捜最前線 | 09:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑